ナナカマド2 [雑感]
ナナカマドの魅力に嵌りました・・・
昨日に続いて「ナナカマド」の一面を・・・記したいと思います。
お付き合い下さいませ〜
ナナカマドはバラ科の樹木で街路樹とした植えられています〜ね。
夏の終わり頃から緑色の実は熟しはじめ、秋には葉とともに綺麗な赤色となります。
「何が凄いの?」
***そこで〜〜〜
フランスのある研究者はナナカマドの実が腐らない事を不思議に思いその理由を
ナナカマドの未熟な実に含まれている「ソルビン酸」という成分が原因であることを
つきとめました。
ナナカマドの実はこのソルビン酸という物質のお蔭で腐敗せずに赤く美しく
保たれていたのです。
***「ソルビン酸」 どうやって役立たせるの?・・・
ナナカマドの赤い実を腐敗から守るソルビン酸を私達の食べ物の腐敗から守る
保存料として利用することができるでしょう
保存料とは、食品の微生物による腐敗、変敗を防止する事により、食品の保存性を
向上する目的で使用される食品添加物です。
***「どんな研究しているの?」
腐敗とは、食べ物などのタンパク質がカビや細菌などの微生物によって分解され
有害な物質や悪臭が生じる現象です。
ソルビン酸は幾つかの方法で微生物の活動を抑えて腐敗を抑える働きをしている
事が解りました。
ソルビン酸は弱酸性の物質です。微生物はそれぞれ好まれるPH(水素イオン指数。
物質の酸性。アルカリ性の度合いを示す数値の範囲が決まっていて、それを外れた
場所で生きることは出来ません。
一般的な細菌やカビなどの微生物は中性付近の環境で活発に増殖するため
ソルビン酸がPHを下げることが、増殖活動を抑えることができます。
また、ソルビン酸は微生物の餌と成る乳酸ととても似た構造をしています。
微生物は乳酸と間違えてソルビン酸を食べると、その代謝がブロックされるために
増殖が抑制されるのです。
***「どんな技術開発ができるの?」
現在一般的に使用されている保存料の中には、カビには利いても細菌には効かない
といったように、効果のある微生物の種類が限定されてしまうものが多く存在します。
ソルビン酸は、カビ、細菌、酵母などの微生物に幅広く作用するので、ウインナーや
蒲鉾など沢山の食べ物や化粧品の保存料として使われています。
ナナカマドの赤い実〜〜〜可愛いだけではなかったのです!!!
どんな生物でもそれぞれの特徴と働きのあることに気付きました。
札幌に来て出逢ったナナカマドの魅力・・・感動です!
***長々と・・・
私の呟きにお付き合い下さいまして有り難うございました〜